精神保健福祉士(PSW)とは?|資格取得方法や特色を詳しく解説!

まえがき

精神保健福祉士ってどんな資格?

国家資格「精神保健福祉」を目指す上で知っておきたい、あらゆる情報をわかりやすく編纂しました。この記事を読めば、受験資格試験内容、精神保健福祉の年収、精神保健福祉の役割仕事内容など資格取得を目指す上で是非知っておきたい知識を簡単に学ぶことができます。

この記事を通じて、読者様のお役に立てれば望外の喜びです。

尚、精神保健福祉士に限らず、様々な心理系の資格取得を視野に、心理職を目指している方は資格を取得して心理カウンセラーになるには?という記事も合わせてご覧下さい。とても参考になると思います。

精神保健福祉士(PSW)とは

精神保健福祉士(Psychiatric Social Worker、略してPSW)は、精神科ソーシャルワーカーとも呼ばれ、厚生労働省管轄の国家資格です。

代表的な心理職の資格と言えるでしょう。

PSWは病院、行政を中心に精神障害者の生活を支援する福祉の専門家です。心理カウンセラーの資格ではありませんが、心理的な相談援助も担います。

年収

精神保健福祉士(以下PSW)の経済事情は厳しめです。とてもやりがいのある仕事ですし、高い専門性を求められる職種ですが、給与面はあまり恵まれているとは言えません。但し、公務員として働く場合、収入面は安定しています。

どのような職場で働いているかによってPSWの収入は大きく変わりますが、目安としては、正社員で病院などに勤務した場合の月給は約25万円、年収約300万円です。

当サイトで実施した非正規で働くPSWの給与調査(50件の求人情報を平均して算出)は、約1,321円です。従って、非正規の場合のPSWの月収は約21万1,360円(月160時間労働と仮定)、年収は約253万6,320円です。

精神保健福祉士の受験資格

精神保健福祉士の受験資格は11通りもあり、とても複雑ですが、まずは実務経験が不要なルートをご紹介します。

実務経験が不要なルート

実務経験不要で、精神保健福祉士の受験資格を得る方法は以下の4通りです。

  • 福祉系大学(4年制)で指定科目を履修する。
  • 福祉系大学(4年制)で基礎科目を履修した上で、短期養成施設(6カ月)を修了する。
  • 社会福祉士の資格を取得した上で、短期養成施設(6カ月)を修了する。
  • 一般の4年制大学を卒業した上で、一般養成施設(1年)を修了する。

現在、高校生や浪人生の場合は、福祉系の4年制大学を受験し、PSWを目指すのが一番と言えるでしょう。社会人の方の場合は大学の通信課程をうまく利用したいところですね。

実務経験があれば大学を出なくても受講資格を取得できる

ルートによって求められる実務経験の年数は変わりますが、高卒や短大卒でも実務経験を積むことで、精神保健福祉士の受験資格を取得することができます。

 

尚、11通り、全ての受験資格の詳細はこちらのサイト(公益財団法人社会福祉振興・試験センター)で確認できます。

試験について

精神保健福祉士の国家試験は年に1回、通例1月下旬に実施され、試験方式は筆記試験のみです。

受験料

受験料は16,400円です。

申込み期間

申込み期間は例年ですと受験年度前年の9月上旬~10月上旬です。

※突然、期間が変動する可能性もあるので詳しくは試験センターのHPを確認しましょう。

合格発表

通常、合格発表は3月中旬です。

試験科目

専門科目は「精神疾患とその治療」、「精神保健の課題とその支援」、「精神保健福祉相談援助の基盤」、「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」、「精神保健福祉に関する制度とサービス」、「精神障害者の生活支援システム」の6科目です。

これに加え、社会福祉士と共通の11科目があり、全部で17の試験科目があります。

精神保健福祉の役割と仕事内容

精神保健福祉(PSW)は精神科ソーシャルワーカーとして、病院や行政などの分野で活躍しています。その主な役割は福祉専門職として、精神障害者とその家族に対し、生活の援助を行うことです。また、精神に障害を抱えている方の人権・権利を擁護(ようご)することもPSWの重要な役割です。

精神科医療機関での仕事内容

入院時

精神科などの医療機関で働くPSWは入院時に、患者さんや家族の不安に向き合いつつ、精神障害を抱える患者さんの成育歴など、医師の診察に必要な情報をヒアリングします。

入院が決定した場合、学校や職場との調整や医療費などの経済的問題に関する相談援助を実施します。

退院時

退院時には、受け入れ先との調整が重要になってきます。学校、職場、家庭との調整や、住むところの手配、働く場所の確保などが課題になってきます。退院にあたってPSWはこうした社会復帰のサポートを実施します。

また、地域の支援機関と連携をとって支援を行うことも大切な役割です。

行政機関で働く精神保健福祉士

ここでは、精神保健福祉士(PSW)の代表的な職場として精神保健福祉センターでの仕事内容をご紹介します。

精神保健福祉センターでのPSWの役割は多岐にわたり、精神障害への偏見を無くすための広報活動(福祉教育)や薬物依存やうつ病など精神疾患を抱える方への専門的な相談援助、調査研究活動などがあります。

また、精神科医、臨床心理士、作業療法士といった他の専門職と協力して仕事を進める点も大きな特色です。

その他、法律で規定されている「精神医療審査会」に関する事務作業や自立支援医療の審査といった仕事もあります。

広がるPSWの役割

PSWの仕事の幅は近年、拡大傾向にあります。上記でご紹介した、精神科医療、精神保健福祉分野だけではなく、企業内におけるメンタルヘルス対策やうつ病などで休職している従業員の復職サポートなどの分野でもPSWが活躍しています。

その他、企業・産業領域では、障がい者雇用の分野で活躍するPSWも存在します。

まとめ

精神保健福祉士は高度な福祉専門職にもかかわらず、その年収は低めですが、心の問題で困っている人を心理的・社会的に援助するとてもやりがいのある仕事です。心理療法というよりむしろ、生活上の問題解決を主な役割とする職種ではありますが、臨床心理士産業カウンセラーと並んで、心理カウンセラーの仕事に興味がある方におすすめの資格です。

末筆ではございますが、この記事を読んで下さった方のご健勝を心より祈念申し上げます。

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