【国家資格】キャリアコンサルタントになるには|受験資格や費用は?

キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルタントになるには

キャリアコンサルタントは有資格者のみが名乗れる国家資格で、キャリアコンサルティングやキャリアカウンセリングの専門家です。

具体的には学生、求職者、労働者といった相談者の興味・適性を明らかにしたり、相談者にはどんな能力があって、どんな課題を抱えているのかを確認することを通じて、キャリア形成を支援します。

面談では相談者が安心して話せる環境を作り、相談者のこれまでの経験を、偏見を交えることなく、ありのままに聞きます。こうした経験のヒアリングを通じて、「相談者が自分自身をどのように認識し、今後、どんな自分になりたいのか」、「課題は何か」、「具体的な課題の解決策にはどんなものがあるか」を一緒に考え、これらについて助言を行います。

こうした面談において最も基本的なスキルは傾聴技法です。傾聴技法とはただ単に話を聞くのではなく、相談者の話に全面的に着目し、評価や分析をせず、より深く、ありのままを聞きとるスキルです。

活躍の場

キャリアコンサルタントは企業の人事部、キャリア相談室、人材会社、ハローワークなどで活躍しています。また独立してフリーランスとして活躍している方もいます。

キャリアコンサルタントになるには

キャリアコンサルタントになるには厚生労働大臣が指定した試験期間が実施する、キャリアコンサルタント試験に合格した上で、特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会に登録することが必要です。

この試験は年に4回実施されます。

キャリアコンサルタントの給与&年収

一般企業の人事部や総務部にキャリアコンサルタントとして勤務している場合は、その給与や年収は会社によって大きく異なるため一概には言えません。

人材紹介会社のエージェントとして働いている場合には固定給の場合と「何人を就職に導いたか」という成果を元にした出来高制の場合があります。

ハローワークなどに契約職員として勤務する場合は月の給与額25万円前後、年収300万円程度が目安です。

キャリアコンサルタントの受験資格

キャリアコンサルタントの国家試験を受験するには次のいづれかの条件を満たす必要があります。

  1. 厚生労働大臣が認定する講習を修了した者。
  2. キャリア相談の実務経験が3年以上ある者
  3. 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
  4. 上記と同等以上の能力を有する者。

資格取得にかかる費用

厚生労働大臣が認定するキャリアコンサルタントの講習は、様々な民間教育機関が実施しており、講座によって値段は異なりますが、概ね30万円~40万円が受講費の目安です。

また、国家試験の受験料は38,800円、試験合格後の登録手数料が8,000円です。

そのため、キャリアコンサルタントの資格取得に必要な費用の総額は、仮に講習を35万円とすると、約396,800円です。

従って、総額では40万円~50万円の予算を見ておくと良いでしょう。

合格率と難易度

年度によっても異なりますが、国家試験の合格率は平均で約50%前後です。この合格率から考えると、資格取得の難易度は高いとも低いとも言えず、中程度と言えるでしょう。実技試験で論述試験や面接試験が実施されるため、実務経験が無い場合は養成講習をいかにしっかりと受講したかが非常に重要です。

試験内容

キャリアコンサルタントの国家試験は学科試験と実技試験から成ります。そして、実技試験は論述試験と面接試験に分けることができます。

学科試験ではマークシート方式による4択問題でキャリアコンサルティングに関する基礎知識が問われます。

論述試験ではキャリアコンサルティングの事例記録を読み、設問に回答します。

面接試験では受験者がキャリアコンサルタント役になり、ロールプレイ形式で相談援助の実技を行います。その後、自らのキャリアコンサルティングについて試験からの質問に口頭で答えます。

ロールプレイでは傾聴、相談者の自己理解の促進、相談者の課題の明確化と解決支援などのコンサルティング技法が重視されます。

口頭試問では「相談者の主な訴えはなんだったか?」、「この面談の今後の展開をどのようなものにするか?」といった質問に回答します。

試験科目

  • 職業能力開発促進法とその他の法令に関する科目(例:労働基準法、男女雇用機会均等法)
  • キャリアコンサルティングの理論についての科目(例:カウンセリング理論)
  • キャリアコンサルティングの実務についての科目(例:相談者が自分自身を理解するための支援技法)
  • キャリアコンサルティングの社会的意義についての科目(例:キャリアコンサルティングが必要とされてきた背景の知識)
  • キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目(例:守秘義務に関する知識)

登録と更新

試験合格後は登録(手数料:8,000円)が必要です。また、5年ごとの更新(9,000円)も必須です。更新にあたっては、知識講習8時間以上、技能講習30時間以上の受講が必要です。

まとめ

キャリアコンサルタントは2016年に誕生した、比較的新しい国家資格です。キャリアコンサルティングは個人が自分自身を理解し、働く意味を明確にし、仕事をすることへの動機付けを高め、自ら意思決定し、「なりたい自分」の実現へ向けて行動することを援助する、とてもやりがいのある仕事です。

相談援助だけではなく、研修講師として活躍したり、人事制度作りなど組織に対する支援を専門にするという道もあります。

この資格を取得したからと言って、すぐに仕事や就職につながるわけではありませんが、企業、教育機関、公的機関の採用条件として、キャリアコンサルティングの資格を保有していることが求められる場面も増加傾向にあります。

尚、キャリア形成支援に関する資格としては、民間資格ではありますが、産業カウンセラーも有名です。産業カウンセラーはキャリアカウンセリングに加え、働く人の心理カウンセリングも行います。産業カウンセラーとキャリアコンサルティングを同時に取得し、心の問題とキャリアの問題の両方を専門とする方も多いようです。

また、対人援助の仕事全般にご興味がある方は資格を取得して心理カウンセラーになる方法という記事が参考になると思います。

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